音声入力の辞書を書き出す|取り込み前の確認

執筆:Hanaseru編集部(運営:Softstudio co.ltd.)。本記事はHanaseru公式ブログであり、自社製品の紹介を含みます。公開・更新日:2026年10月31日。
音声入力で使う専門用語は、仕事の内容によって変わります。資料の「校正」を書く日もあれば、文書の「構成」を考える日もあります。よく使う表記を辞書に登録していても、場面が変わるたびに、どの語を残しておくか迷うことがあります。
同じ表記を繰り返し直す作業から、伝える内容を考える時間へ戻りたい。そのために、まず登録した語を見返せる形で保管し、取り込むと何が変わるかを知っておきましょう。
Hanaseruのユーザー辞書には、登録内容をJSONファイルに書き出すエクスポートと、ファイルから読み込むインポートがあります。ただし、取り込みは現在の辞書への追加です。仕事別の用語セットを切り替える機能ではありません。
この記事の用語やファイル名の例は、編集部が説明用に作ったものです。利用者の事例や実測結果ではありません。アイキャッチはAI生成の説明用イラストで、製品画面ではありません。
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音声入力の辞書は、見直す前にファイルへ保存する
Hanaseruでは、2026年10月25日にユーザー辞書を公開しました。公開版には、登録語を一覧で確認し、ファイルへ書き出す機能もあります。辞書の整理を始める前に、今の登録内容を別のファイルとして残せます。
設定の「一般」から「ユーザー辞書」を開き、「エクスポート」を選びます。保存先とファイル名を確認して保存してください。書き出す形式はJSONです。たとえば「辞書_整理前_2026-10-31.json」のように、いつの内容か分かる名前を付ける方法があります。
書き出しは、登録内容を手元のファイルとして残す操作です。語を自動で分野別に分けたり、別の端末の辞書を自動で更新したりする操作として考えないでください。
まだ登録がない場合や、登録方法を確かめたい場合は、ユーザー辞書の登録と使われる語の違いをご覧ください。この記事では登録件数よりも、書き出した後の扱いに焦点を当てます。
インポートは、今の辞書へ追加する操作
保存したファイルを読み込んでも、現在の辞書全体がそのファイルの内容になるわけではありません。すでにある語は残し、取り込める新しい登録を追加します。
| したいこと | 現在の機能で行う操作 | 確認する点 |
|---|---|---|
| 今の登録内容をファイルで残す | エクスポートします | 保存先・ファイル名・中身を確認します |
| ファイルの語を今の辞書へ加える | インポートします | 追加された語とオン・オフを確認します |
| 辞書を保存した時点へ戻す | インポートだけでは元に戻りません | その後に追加した語も残ります |
| 場面ごとに用語のまとまりを切り替える | 現在、その切り替え機能はありません | 個々の語の見直しと区別します |
たとえば、あるファイルに「原稿の校正」に関する登録があり、今の辞書には別の登録があるとします。そのファイルを読み込んでも、今の辞書の登録が消えて「校正用の辞書」に切り替わるわけではありません。これは仕組みを説明する架空の例で、特定の職種向けの用語セットを配布しているという意味ではありません。
現在の辞書と同じ「誤変換と正しい表記の組」は、取り込み時に追加しません。正しい表記だけの用語登録も、同じ登録があれば追加しません。ただし、誤変換や正しい表記が異なる登録まで、同じものとしてまとめるわけではありません。
取り込み後は、語のオン・オフも確認する
もう一つ、気を付けたい点があります。ファイルから新しい登録として取り込まれる語は、オンになります。ファイルを書き出した時点でオフだった語も、新しく取り込まれる場合はオンです。
一方、取り込み前から同じ組が辞書にある場合は、その組を追加しません。インポートは、保存時の設定を丸ごと復元する機能ではありません。「ファイルを保存したから、後で同じ状態に戻せる」と考えず、取り込んだ後に一覧を確認してください。
使わない語は、一覧で個別にオフにできます。仕事の場面が変わるときも、どの語を今使いたいかを見直します。個々の語をオフにする操作と、名前を付けた用語セットを一度に切り替える操作は異なります。
同じ読みでも、文脈によって正しい漢字は変わります。辞書を取り込んだ後は、公開してよい短い架空の文章で表記を確認してください。登録した語が、どの文でも希望どおりに出る保証はありません。固有名詞の誤変換を確認する方法でも、入力後に正しい表記と照らす手順を紹介しています。
ファイルを選ぶ前に、保存先と内容を確かめる
取り込みが必要なときは、先に現在の辞書を書き出しておきます。そのうえで、設定の「一般」から「ユーザー辞書」を開き、「インポート」で対象のJSONファイルを選びます。
取り込み後は、画面に表示される追加件数と、一覧の登録内容を確認します。追加がなかった場合も、すぐに「失敗した」と決めず、すでに同じ組があるかを見てください。ファイルの形式や内容によって読み込めない場合もあるため、問題が起きたら表示された結果を控えます。
読み込めないからといって、普段使っている辞書の登録を一括で消す必要はありません。JSONを無理に編集する前に、どのファイルを選んだか、利用中のOSとアプリのバージョン、画面に出た内容を整理して、公式のお問い合わせから相談できます。不具合報告の書き方も、期待した結果と実際の結果を分ける参考になります。
書き出したファイルも、業務の情報として扱う
書き出したファイルには、辞書の登録語が含まれます。自動学習で登録した語では、学習時のアプリを示す情報や前後の語なども含まれる場合があります。単なる空の設定ファイルとして、人に渡したり、共有フォルダーへ置いたりしないでください。
保存先が自動でクラウドへ同期される場所なら、ファイルもその場所の扱いに従います。共有する前に中身と保存先を確認し、顧客名、非公開の案件名、社内の略称などを渡してよいか、所属先のルールで判断します。
辞書は利用中のMac・PCの中に保存しますが、通常のAI整文では選ばれた語の組と用語を当社サーバーへ送ります。音声認識・AI整文はクラウド処理で、インターネット接続が必要です。音声、文章、辞書、統計では情報の扱いが異なります。詳しくは現行のプライバシーポリシー、とくにユーザー辞書を扱う1.9を確認してください。
登録語を保管し、文章の内容へ戻る
辞書を書き出しておくと、登録した表記をファイルとして手元に残せます。取り込むときは、現在の辞書に何が加わるか、どの語がオンになるかを確かめます。保存と追加の役割を分けて考えることが、用語を見直すときの手掛かりになります。
Hanaseruは日本語に特化したAI音声入力アプリです。辞書のほか、句読点の補完、同音異義語の修正、フィラー除去などがあります。最新の案内は機能一覧とヘルプをご覧ください。辞書も文章の意味や事実まで代わりに確認する機能ではないため、共有前の読み返しは続けてください。
対応OSと入手先は公式ダウンロードページで確認できます。14日間の無料トライアルがあり、継続利用のProプランは有料です。最新の条件は公式料金ページをご確認ください。無料で試す
本記事はHanaseru編集部が2026年10月31日に公開版macOSアプリの辞書実装、Windowsの現行実装、公開リリースと公式サイトを照合して作成しました。端末間の移行成功や音声認識の精度を実測した記事ではありません。
よくある質問
辞書を取り込むと、今の辞書は置き換わりますか?
置き換わりません。取り込みは現在の辞書へ語を追加する方式です。保存した時点に戻す操作や、仕事ごとの用語セットを切り替える機能とは異なります。
同じ語を取り込むと重複しますか?
現在の辞書に同じ誤変換と正しい表記の組がある場合、その組は追加しません。正しい表記だけを登録した用語も、同じ登録があれば追加しません。語が似ているだけで同じ登録とみなされるわけではありません。
オフにして書き出した語は、取り込んだ後もオフですか?
新しい登録として取り込まれる語はオンになります。取り込み前から存在する同じ組は追加されません。書き出した時点のオン・オフまでそのまま復元する機能ではないため、取り込み後に一覧を確認してください。
書き出したファイルをそのまま人に渡してよいですか?
登録語だけでなく、自動学習で記録したアプリを示す情報や前後の語が含まれる場合があります。共有してよい内容か、所属先のルールとファイルの中身を確認してから判断してください。